こんにちはJOJOです!
アメリカのダウ平均に引き続き、日経平均も大暴落が起こりました。
ここ数年は株式相場の上がり調子が続いてきたので、久々にエキサイティングなニュースですね。
好調な経済指標
ただ、この大暴落、イマイチ原因がよくわからないのです。
アメリカの雇用統計や、景気転換の先行指標を示す非製造業景況指数は前月から上昇して、市場予想も上回る強い内容でした。
また、企業業績については、アメリカも日本も上場企業の大部分が増収増益の予想。
多くの企業が上方修正しています。
そのため、経済ファンダメンタルズだけ考えると、この暴落は説明がつかないのです。
アメリカ長期金利の上昇は直接の原因じゃない
暴落の原因として言われているのが、アメリカの長期金利の上昇。
一時期2.88%まで上昇しました。
今は2.7%前後まで落ち着いていますが、日本の長期金利が0.5%程度であることを考えるとアメリカは随分と高くなりましたね。
この長期金利が借入に依存している企業の利払いを増やす懸念があり、これが企業業績に悪影響を与えるというのが、株価下落の原因だと言われています。
でも、僕は違うと思うんですね。
なぜなら、長期金利が上昇しているのは、投資家達がアメリカ国債に投資するよりも、株式に投資したほうが儲かると思って、株式市場に資金を流入させたことが原因です。
つまり、債券から株式へとマネーが動いた結果です。
つまり、株式市場が上昇するからこそ、長期金利が上昇(国債の値段が下落)しているのです。
なので、長期金利が上昇したからといって、すぐに株式市場が暴落するとは言えないのです。
投資家の見通し悪化が原因か
では、一見、スキのない世界経済において、暴落を引き起こしている原因はなんでしょうか?
僕はそれは投資家の見通し悪化が原因ではないかと思います。
つまり、さすがに好景気が続きすぎて、投資家の多くが「もうこれ以上、株価は上がらないな。そろそろ暴落するかも」という予想をするようになったからです。
結局は、株式市場というものは、投資家の心理によってトレンドが形成されます。
「まだまだ上がる」と思う強気の投資家が大勢いる状況では、株価は上昇トレンドを継続します。
でも、「そろそろ下がる」と思う弱気の投資家が増えれば、特にファンダメンタルズ上の原因がなくても株価は下落するのです。
いわゆるバブル崩壊ですね。
今まで世界経済では沢山のバブル崩壊を経験してきました。
どのバブルにも共通して言えるのは、バブルが崩壊した直後は、人々には何が起きているか理解できなかったということ。
そして、暴落相場が半年くらい経ってから、ようやく経済学者やアナリストが「この暴落の原因は○○である」ともっともらしい説明を後づけします。
こうして、「あれがバブル崩壊だったんだね」と人々が納得するというわけです。
今回の株価暴落についても、まだ誰も適切な説明ができない状態です。
これはバブルが崩壊した直後の状態かもしれませんね。
引き続き株価の動向を注視していきたいと思います。
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