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日本のタクシー会社・不動産会社 顧客志向で無い点は同じ

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こんにちはJOJOです! 今回は、顧客に優しくない業種の代表例であるタクシー会社と不動産会社の共通点を探っていきたいと思います。

こんなに不便な日本のタクシー

さて、先日の長雨のため、タクシーで空港まで移動することに。予約しようと、タクシー会社に電話をしました。

予約をお願いすると、予約料410円+配車料410円=合計820円が手数料としてかかるといいます。乗車料金の他にですよ! あまりの手数料の高さに唖然としました。

と言いますのは、僕は頻繁にアメリカに行くんですが、アメリカではUberやLiftといったスマホのタクシー配車アプリでタクシーを呼ぶのが当たり前。

Uberの仕組みは、個人タクシーと乗客をスマホアプリでつなぐサービスのこと。利用者は自分の行きたい目的地を入力するだけ。自分の居場所はGPSを通じて自動的にタクシードライバーに通知されているので、自分の居場所を伝える必要もない。料金もだいたいの目安が先に表示されるので安心して乗ることができる。

しかも、UberやLiftはライセンス制ではないので、個人が通勤の途中で自分の車にお客さんを載せてお小遣い稼ぎをするなんてことも可能だ。

いわゆる日本でいうところの白タクが公認されています。

タクシー会社が間に入っていないので、料金は日本と比べて半分程度。

Uberだとスマホアプリで配車できるので、英語を話せなくてもOKです。

配車料なんてものも当然ありません。

個人が自由にタクシー運転手になれると聞くと、サービスが悪いと思うかもしれませんが、そんなことありません。

ドライバーごとに顧客からの評価が見れることになっています。顧客は乗車の度に★をいくつつけるか回答します。この★評価が上位になっていないと顧客から選ばれないので、ドライバーも必死でサービスしてくれます。

水やお菓子をくれるなんてこともしょっちゅう。★5つ上げるから、ちょっと寄り道してよとお願いすると、結構融通を利かせてくれたりします(笑)。

オリンピック開催の前に少しでも観光客に優しい交通インフラ作りを目指して、阿部政権が一部のエリアで白タク解禁を検討しているみたいです。ぜひ実現してほしいと思います。

こんなに不便な日本の不動産売買

実は不動産売買の仕組みも、日本ではお客様に優しくない。それは、両手取引と呼ばれる業者に有利だけど、顧客には損する仕組みが常態化していること。

両手取引とは、売り主と買主の両方から仲介手数料をもらう取引のことです。

売主から仲介委託を受けた不動産会社は売主からの仲介手数料だけでなく、買い主からも仲介手数料をもらいたいがために他の不動産会社に情報を流さず、自分だけで囲い込むことがあります。そして、できるだけ自分の顧客の中から買い手を探そうとします。

本当はすぐにでもレインズという不動産取引公開サイトに物件を載せないといけないのですが、律儀に守っている会社は少ないです。物件を掲載して、他の不動産会社から問い合わせがあっても、既に売れてしまったと嘘をつく業者もいます。

一般に買い手を募集したほうが売り主は当然競争原理が働き高く売れます。

両手取り引きだと、競争原理が働かないため、買い手がなかなか決まりません。つまり、売り手は安く売らざるを得ないことになります。

一方で、買主にとっても、優良な物件が一般に公開されていないため、買いたくても買えません。完全な購入機会損失ですね。

アメリカ等の他の先進国ではこの両手取引を禁止している国も多いです。それは、顧客を守るということと、結局は流動性と透明性を高めたほうが不動産取引マーケット自体が成長して、皆得するという考えが大きいからです。

そのため、日本の不動産の流動性は著しく低い。その分、不動産取引も活性化しないので、結局は不動産会社も顧客も損をする。

ただ、最近ではソニー不動産のように、両手取引反対をうたっている不動産会社も現れてきました。

本当は国が両手取引を規制してほしいのですが、既存の不動産会社からの票が欲しい政治家にはあまり期待できませんね。

ぜひ他の不動産会社も自ら不動産マーケットを成長させるという意識を持って、両手取引を辞めて欲しいと思います。

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