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ハンディキャップを持っている方の賃貸物件探し 大家の社会的責任

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先日、息子の小学校の授業参観日だった。ちょうど、市民科の授業をやっていた。東京でのパラリンピック出場を目指している盲人ランナーの方が小学校に来ていただき、貴重なお話をお聞きすることができた。

その方は生まれつき目が不自由で、4歳から盲学校の寮生活を行っていたそうだ。大学卒業をきっかけに一人暮らしを始めた。しかし、一人暮らしを始めるのは相当大変だったようだ。目が不自由な中、たった一人で生活することが大変なのかと思っていたが、一番大変だったのは目の不自由なその方に対して、賃貸物件を貸してくれる大家がほとんどいなかったことだ。また、不動産屋も大家の傾向をしってか、白い杖を見るだけで店舗から追い出そうとする業者もいたらしい。

その方は苦労して何件も不動産屋さんを回りやっと理解ある大家を探し出してアパートに入居出来た。

その方は、大手一部上場企業に勤務しており、属性にはまったく問題ない。だが、目が不自由という理由だけで賃貸住宅への入居を拒まれていた。大家の視点からすると、目が不自由なため、部屋が傷ついたり、火事の危険性が増すと考えたのだろう。ただ、生まれてから20歳過ぎまでの間、ハンディキャップに負けずに暮らしてきた人だ。目が不自由だという理由で、一律に入居を拒んでいるのは失礼な話だと思う。

大家は住居という人間の生活で最も重要なインフラを提供するサービス事業者でもある。偏見を持たず、必要な人たちに快適な住まいを提供して、社会に貢献することも大事だと思う。

 

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