こんにちはJOJOです!
厚生労働省、文部科学省によれば、今春卒業した大学生の就職率が98・0%で3年連続で過去最高を更新しました!
98%って、希望した学生はほとんど就職できるということ。
企業の採用意欲はほんとに高いんですね。完全に売り手市場(就職希望者よりも求人数のほうが多い状況)ですね。
内定出しても辞退して他の会社に行ってしまう学生が続出しているみたいで、企業は学生の引き止めに必死みたいです。
ある会社なんか、役員自ら学生だけでなく、そのご両親まで接待して、引き止めるみたい。
うーん、今の学生がうらやましいw
90年代のバブルの頃は、内定を出した学生が他の企業の面接を受けないように、ハワイにまで学生を強制連行する企業もあったみたいです。
就職率だけ見ると、今はバブル期以上の売り手市場なんですから、同じようなこと起きても不思議じゃないですね。
サラリーマンの労働環境は改善してきている
僕は個人的には、この超売り手市場は大歓迎。
なぜかというと、企業は優秀な学生を採用するために、待遇や労働環境を改善しようと努力するようになるから。
今や、給与水準や労働環境が悪い企業からは、どんどん人材が流出しちゃう。
その結果、数年前に話題になった、ブラック企業はどんどん減っているんですね。
例えば、この前、アパートの管理をお願いしている不動産会社の店長とお酒飲んだ時に面白い話を聞きました。
一昔前までは、不動産業界って給料はそこそこ良いけど、労働環境が厳しいイメージがありました。
それこそ、賃貸の仲介なんかやっていると、朝から晩まで働くのは普通なわけですよ。
9時に出勤して、帰宅するのは12時みたいな。
実際に、終電までに帰れない社員も多かったので、わざと会社の近くに借り上げ社宅を用意して、そこに若手社員を住まわせる不動産会社も結構ありました。
それが、今では基本的に定時で社員を帰らせる会社が多いんですね。
昔は、仲介店舗の営業時間ギリギリになって飛び込んできたお客様でも、営業時間終了後に物件を紹介して、内見までさせてしまう店舗が多かったです。
それが、今は営業時間少し前から、新規の飛び込み客の訪問はお断りしているみたいです。
そうしないと、社員が残業しないといけないからですね。
お客様も大事だけど、社員のほうがもっと大事。
こんな風に企業の意識が変わってきているみたいです。
人手不足は、企業自身が変わるチャンス
今までは、企業と従業員のパワーバランスでいうと、圧倒的に企業が強かったですね。
会社から無理難題を押し付けられても、我慢して働く人が多かった。
でも、今は、無理難題を押し付けられたりしたら、速攻で辞めてしまいますからね。
どの企業も人材不足だから、転職先はいくらでもあるわけです。
そのため、最近になって、ようやく会社と従業員の関係が対等に近くなってきたんじゃないですかね。
会社からすると、今までみたいに従業員に無理をさせられないので、管理するのが難しいかもしれません。
でも、会社からしても、この人手不足の環境は大きなイノベーションのチャンスになるんじゃないかと思うわけです。
今までは、多少非効率な仕事があっても、従業員に残業させて乗り切るのが当たり前でした。
例えば、営業だったら、お客様からの無茶な要望も聞くのが当たり前。
これがとても優良なお客様だったら、特別対応する価値もあるけど、それ以外のたいして売上に貢献しないけど、要求だけが多いお客様も平等に扱かわなきゃという雰囲気があったと思うんですね。
お客様からの急な要望を断れない営業マンは、残業せざるを得ませんでした。
でも、これからは営業マンに残業させると、すぐに辞めてしまいます。
そのため、会社は真剣に、従業員の仕事の効率化に取り組み始めているんですね。
もはやお客様は神様じゃない
営業マンの例でいうと、売上に貢献しない小さなお客様からの要望はドライに断れば良いんです。
そして、売上貢献度の高い優良顧客を優先して扱う。
お客様は神様だから、全員平等に扱わないといけないという発想は、そもそも日本だけです。
欧米もアジアも、売上に貢献しないお客様の扱いは、ぞんざいなものです。
コンビニでジュース買っただけで、店員さんから御礼言われるの日本くらいですから。
海外だと、安い買い物しかしないお客に対しては、店員は御礼はおろか、目すら合わせてくれないですからw
でも、これって、当たり前なんですよね。だって、たいして売上に貢献してくれないから。
なので、日本企業も、どんどん仕事のやり方を見直して、業務を効率化していったら良いんです。
こうして、急ぎの仕事や、単調な仕事はどんどんと減らしていくべきです。
そして、従業員がクリエイティブで、付加価値の高い仕事(やりがいのある仕事)に集中できる環境を整える。
そうすれば、従業員の労働生産性も上がるし、会社の売上も上がるはずです。
ITを使えば、多くの非効率な業務は無くせる
賢い企業は、どんどんとITやシステムに投資して、仕事の効率化を進めています。
例えば、Googleなんかだと、もはや従業員は働く場所と時間は完全に自由です。
決められた仕事をこなせば、どんな場所で、いつ働いてもOK。
チャットツールやweb会議のシステム環境が整っているので、社員同士が顔を合わせる必要がないのですね。
僕のGoogleの知り合いは、奥さんが仕事を退職するのに合わせて、1ヶ月ハワイに行きました。
別に長期休暇を取るわけでもなく、普段どおりにハワイから仕事してたようです。
ここまで行くと、もはやサラリーマンではなくて、フリーランスですよね。
多くの日本の会社では非効率な部分がまだまだ沢山あります。
そして、ITの導入によって、従業員が自由に働けるようになる余地は大きいと思います。
例えば、メールの利用を減らして、slackのようなチャットツールを使う。
ほとんどの会社では、社員間のコミュニケーションにメールを使っていると思います。
でも、欧米系のIT企業を中心に、コミュニケーションツールの主流はメールから、チャットツールへと変わってきています。
チャットツールの代表例はLINEを思い浮かべると分かりやすいと思います。
実際に、LINEには法人向けのサービスもあって、社員が業務用のアカウントを取得して、社員同士のコミュニケーションをLINE上で行うことができます。
僕も仕事の多くはslackというチャットツールを使っているのですが、超絶早いです。
メールだと、冒頭に意味不明な枕詞いれるじゃないですか。
「いつも大変お世話になっております。〇〇商事のJOJOです」とか。
LINEだと、そもそもこういうムダな枕詞いらないですよね。
しかも、メールだといちいち件名を書かないといけない。
LINEだったら、単刀直入に用件が書ける。
一日に何十通をメールを書くビジネスパーソンも多いと思いますから、全てのメールをLINEに変えるだけでも、コミュニケーションの時間はかなり短縮できます。
しかも、LINEのようなチャットツールの素晴らしいところは、関係者の応答のラリーがめちゃくちゃ短時間でできるところ。
僕は経営コンサルタントの仕事柄、クライアント企業の新規webサイト立ち上げプロジェクトに参加することが多いです。
そんな時は、webサイト立ち上げプロジェクトチーム全員で、専用のトークを作ります。
僕(経営コンサルタント兼、営業)、webプロデューサー、デザイナー、ライター、プログラマーというプロジェクトに必要な全てのメンバーが参加して、どんどんと意見を交換します。
僕が朝に顧客からの新規webサイトの要望を投稿すると、関係者がトーク上でどんどん意見交換を始めて、夕方にはwebサイトのワイヤーフレーム(いわゆる完成イラストですね)と見積もりができちゃいます。
トークの履歴を見ると、一日だけで100回くらいの意見交換がされました。
100回の応酬が可能なのは、ほとんどの質問に対してリアルタイムで反応があるからです。
メールだと問い合わせてから、反応があるまで時間が空きます。
そのため、一日で100回もメールで意見交換するなんて不可能ですね。
それがチャットツールなら、可能になります。
これだけで、仕事のスピードはずいぶん変わります。
会社全体の業務スピードが上がるわけですから、それだけ競合他社よりも有利に立てますよね。
働く人にとっても、業務効率化を進めている企業で働いたほうが得
このように業務効率を進めると、従業員にとっても良いことづくめです。
単調でムダな業務がなくなるので、よりクリエイティブで、付加価値の高い仕事に集中することができます。
そして、どんどんと自分のスキルや能力を向上させることができるのです。
また、ムダが業務がなくなるので、残業も圧倒的に減ります。
サクッと定時に帰って、夕方から飲みに行くことも可能なわけです。
ワークライフバランスもばっちり。
そして、IT系や外資系の企業を中心になって、このような労働環境を整備しつつある企業が増えています。
もし、皆さんの勤めている会社が従業員の業務効率化に真剣に取り組んでいないとしたら、転職の良い機会かもしれません。
業務効率化に取り組まない会社は、そもそも競争力を維持できないので、今後業績が悪化する可能性が高いです。
それに、単調でムダな作業をいくら頑張っても、個人のスキルや能力は向上しません。
それならば、業務効率化に真剣に取り組んでいる将来も有望な会社に転職しちゃったほうが良いわけです。
新卒の就職率が過去最高ということは、企業の中途採用に対するニーズも相当あるってことです。
つまり、今は、ビジネスパーソンにとって転職のチャンスってことです。
ぶっちゃけ、今のように求人が多い状況はそんなに続かないと思うんですね。
今の状況はちょうどリーマンショック前の2007年の状況に良く似ています。
当時も最高益を更新する企業が続出し、求人ニーズがとても高かったです。
実際に、僕も2007年に転職して、給料が大幅に上昇しました。
でも、その翌年には、リーマンショックがやってきて、リストラの嵐。
当然、企業の求人はほとんど姿を消しました。
僕が言いたいことは、もし少しでも転職したいと思うんなら、すぐに行動したほうが良いということ。
バブル崩壊から今までの20年くらいを見れば、求人ニーズが高い期間ってむしろ少数派なんです。
そのため、間口が広い今のチャンスを活かしたほうが良いと思いますよ。
少しでも職場環境を買えたい!と思っている方は、とりあえず転職サイトにでも登録して、どんな企業からの求人が多いのかをチェックしてみたら良いでしょう。
超有名な大手企業でも、柔軟な勤務環境を実現している会社はどんどん増えています。
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そんな感じかなっ!
おわりっ
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