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マンション購入理由の目的は不動産投資がトップ

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大手ディベロッパー7社で運営する新築マンションポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」がマンション購入理由の調査結果を公表していた。面白いので紹介したい。

マンション購入を検討している理由についてアンケートを取っているのだが、「資産を持ちたい・資産として有利だと思ったから」が20.3%と調査開始から初めてトップを獲得した。ちなみに、2位は前回1位の「もっと広い住まいに住みたいから」(19.6%)。以前は、結婚したりとか、子供が生まれたりしたタイミングで広い居住スペースが必要になることがきっかけにマンションを探す人が多かった。ただ、今年は、違う。マンションという資産を持ちたい。つまり、不動産投資としてマンション購入を検討する人がダントツで多いということになる。

次に、マンションの買い時感だ。「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」を合わせて45.8%を占めた。その理由は、「住宅ローン金利が低水準だから」が67.4%と大部分を占めた。物件価格は上昇し続けているにも関わらず、マンションの買い時感が強い理由は、その分金利が安いため、投資としてのキャップレート(売上から返済等の経費を差し引いた手残り率)が確保できるからだろう。特に、住宅ローンでは、35年0.5%程度で借りれる金融機関も登場しており、利回り3%程度のタワーマンションでもキャッシュフローが出る状況になっている。これが日本国民を不動産投資へと駆り立てる原動力になっている。

さて、投資の格言として、素人が投資に手を出してきたら、手じまいのタイミングだ、というのがある。市況が底を打つと投資のプロが参入してきて市場価格は上昇する。そのうち、素人が参入すると、一気に参入プレイヤー数が多くなるため、大きく価格は上昇する。だが、素人が参入した後は、誰も買い手がいないので、そこが天井になることが多い。そのため、投資のプロは、素人が参入してきたタイミングでは利益確定し、手じまいを始める。

現在のマンション投資はまさこの、素人が大挙して参入している状況ではないだろうか。となると、天井である可能性が高い。これから不動産投資に参入する人は、高値づかみをできるだけ避けるようにしないと、行きつく先は厳しい世界が待っているかもしれない。

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