最近気持ちが良い日が続いてありがたい。週末の日課である近所のアパート掃除をしていると、気になるチラシが置いてあった。

武蔵小山近辺で土地28坪といえば、一般的に坪350万円と計算しても9,800万円である。
それが、2,980万円というのもかなり怪しい。
ただ、僕は大家である。怪しい物件は大好物だ(笑)。
さっそく、チラシに記載してある不動産会社に電話を発信した。ひょっとすると掘り出し物に出会えるかもしれない。
不動産会社の担当者が電話に出る。若いが、しっかりとした口調の担当者だ。
僕はこのような問い合わせの場合、最初から不動産投資を行っている大家であることは伝えておく。
そのほうが、先方も変な駆け引きをしなくて話が早いからだ。ストレートに聞いた。
「相場より相当低い価格ですが、どのような条件がありますか?」
担当者が言うには、この物件、道路に1.3mしか接道していないという。
いわゆる再建築不可の物件だ。更に建物の築年数不明だという。
なるほど、相場より安いはずだ。
ただ、融資が使えれば面白い物件になるかもしれない。
担当者に融資先を聞いてみると、四井住朋トラスト(仮名w)さんのみ融資可能だとのことだ。
金利は4.1%で融資期間は30年引けるという。
恐らく築年数不明とのことなので、建物はかなり傷んでいるだろう。
賃貸付けするためには最低300万円程度かかりそうだ。
ただ、ムサコ近辺で4LDKであれば最低月20万円では賃貸に出せるだろう。
更に、最近、AirB&Bにも興味があるため、外国人観光客向けに貸し出せばもう少し収入が確保できるかもしれない。
色々考えたけど、最終的に買うのはやめることにした。
理由は2つある。一つ目は既に不動産会社が個人から本物件を買い取っているからだ。
売主である法人から購入することになる。
業者が買い取っているということは、既に相当利益が載っている。
価格交渉も難しいだろう。業者を儲からせるためだけにわざわざ高いお金を払うのも悔しい。
二つ目の理由は、キャッシュフローが出たとしても、ローンで再建築不可の物件を購入することは大きく財務内容を棄損することになる。
つまり、債務超過のリスクが大きくなる。
せっかく法人、個人ともに黒字決算を続けているのに、ここで大きく信用棄損すると、次の融資付けが困難になる。規模拡大を目指す僕にはダメージが大きい。
そんなこんなで、久しぶりに面白い物件に出会えたが、見送ることにあった。
ただ、このように色んな不動産を検討するのは本当に面白い。良い休日のレジャーになった。
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