こんにちはJOJOです! 投資用不動産販売ポータル大手の健美家さんが5月の収益物件の価格レポートを出しましたね。
驚くべきことに、収益不動産の価格はここに来て、新たな上昇局面に入ったようです。以下、健美家さんのホームページからグラフを抜粋させていただきます。
ソース元:健美家ホームページより
https://www.kenbiya.com/news/6137.html
区分マンションの価格は唯一僅かながらに減少(前月比1.35%減)したのですが、表面利回りは6.96%で昨年比でみると低下しています。これは、2005年の調査開始以来、前月(6.93%)に次いで2番目に低い数値ということですから、歴史的な低利回りだということができます。
リーマンショック前のプチバブルである2006,2007年よりも利回りが低いということは、相当な高値だといえますね。
一方で、一棟アパートもマンションも合わせて価格が上昇し、表面利回りは低下傾向です。
これらを見る限り、投資用不動産市場は再び勢いを増し始めたようですね。
銀行の不動産向け融資が復調傾向
今年に入ってから、日銀や金融庁の不動産向け融資の監視が強まったため、一部の金融機関では融資引き締めがされましたが、実はココに来てまた緩和しだしたようです。
理由は簡単で、地銀、信金の最大の収益源は既に不動産向け融資になっており、不動産融資を締めるということは、自分の首を締めるのと同じことです。
そのため、日銀や金融庁からのお達しが出た時こそ大人しく従ったようですが、背に腹は代えられないようで、最近まだ融資を積極的に増やしているようです。
その結果として、投資用不動産の価格がまた上昇傾向に復活してきたようです。
勢いのある世界経済
一方で、アメリカを中心とした世界経済を見ても、最近勢いがありますね。アメリカのダウ平均は軽々と過去最高値を更新しました。それにつられて日経平均も軽く2万円を超えましたね。
正直、今の世界経済に死角はほとんど無いように思えます。少し前までは、トランプ大統領の政策運営が上手く行かなくなり、アメリカ経済が減速するなんていう予想も多かったのですが、今はあまりトランプさんの悪口を言う人はいませんね。
正直トランプさんの政策運営能力が高いというわけではなさそうです。アメリカ経済は日本と違って、そもそもあまり政府の介入(支援)を受けていないので、大統領が変わってもそんなに劇的に影響を受けないのです。
さて、僕個人的には、日本の不動産価格は世界経済が不景気に突入するまでは下落しないと考えています。
よく、東京オリンピックまでは日本の不動産価格は上昇するとか言われていますが、あまり関係ないと思います。
これだけグローバル企業が多くなり、貿易依存度が高くなった世の中では、国内情勢よりも、世界情勢に大きく影響を受けます。
そのため、注力すべきはやはり世界経済の中心であるアメリカだと思います。
そんなアメリカ経済は今のところ絶好調です。
ただ、いつまでこの絶好調が続くかどうかはわかりません。
前回のリーマンショックが起きた直後にエリザベス女王が経済閣僚に聞いた言葉が有名です。
「どうして誰も危機がやってくることに気が付かなかったの?」
危機は結局のところ誰も予見できないんですね。だからこそ危機になるんでしょうけど。
日本のバブル経済の時もそうでしたね。土地神話とかがあって、誰も土地が値下がりするなんて思わなかった。
このように、誰も疑問を持たない良好な経済状況こそがバブルなのかもしれません。
バブルの時の高値づかみだけはしないでおきたいと思います。
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