こんにちはJOJOです! さて、前回のつづきです。
ようやく自宅用土地の売買契約を締結した僕たち夫婦は早速ハウスメーカー探しを始めました。
土地はもともと建築条件付きでしたが、販売の途中で売主である不動産会社が建築条件を外していました。
建築条件付きの土地とは、予め建築会社が指定されている土地のこと。
もちろん、最初の予定されていた建築会社に頼むこともできたのだけれど、せっかくなので好きなデザインで家を建てたいじゃないですか
なんで、無邪気に色んな建築会社を探すことにしました。
初めての建築会社探し
建築会社の名前すらろくに知らない僕たちは、不動産仲介会社から勧められた3つの建築会社を訪問することにした。
- 建築家コンペを売りにするデザイナー建築会社Bハイツ
- 都内23区中心でデザインにも定評があるけれども、価格も低い建築会社T組
- 不動産仲介会社の親会社であり、土地の売り主でもあるS社
まずは、お気に入りの建築家と二人三脚で自由に設計プランを決められるBハイツを訪問。
家族揃って、意気揚々と車でショールームに乗り込みました。
ショールームには複数の建築家さんが既に詰めていて、顧客の要望を伺いながら、それぞれ最適なプランを説明していました。
顧客はその中から気に入ったプランを出してくれた建築士と契約を結んで家を建築していくことになります。
建築家の方々はパリッとジャケットを着こなしているが、どことなく芸術家風。
ダークスーツに身を包んだ一般的なサラリーマン像とはオーラが異なる。
やっぱり建築家ってカッコ良いですよね。
おまけに建築家の方々の前には、手作りの精巧な建築模型が並んでおり、一層プロっぽさを演出していました。
具体的に建築家の方から提案を受ける
一通り営業マンの説明を受けた後、何人かの建築家と話をしました。
僕達が購入した土地は狭いのですが、整形地(四角形の土地のこと。建物が立てやすい)のため、見栄えの良い家が建つらしい。
建築家さんはさっそくその場で鉛筆を使って簡単な間取りを書いてくれる。
2階にはキッチンで、3階は夫婦の寝室を持ってきて。。
聞いている僕たち夫婦の胸は夢で膨らんできた。
また、こだわりの内装も提案してくれる。
壁は湿気を吸い取る珪藻土を利用した塗り壁仕上げにしたらオシャレになるらしい。
壁の間にはバブル上の断熱材を隙間なく敷き詰める工法で断熱効果も保証済み。
見せてもらった過去の建築事例はまるで雑誌のカタログのようにオシャレなデザインでした。
僕たち夫婦はかなり気に入りました。そして、あとは気になる予算。
想像以上高い見積もりにびっくり
もともと土地建物付きで販売されていた僕たちの土地は建物の参考プランと価格が記載されていました。
木造3階建て、3LDKで延床面積約90㎡
参考金額は1,500万円と記載がありました。
そのため、僕たちも1,500万円で家が建つものだと信じて疑っていませんでした。
もちろん、Bハウスは建築家とのコラボを売りにしているハイスペック建築会社なので、多少費用が高いのは覚悟していました。
建築家から提示された概算見積もりを開くと、2,500万円~3,000万円という金額が。
僕達の想定予算の2倍!
しかもその予算では2階建ての建物しか建てられないと言います。
2階建てでは容積を稼げないので、70㎡程度の建物しか経ちません。
4人家族には手狭です。
そう、僕たちが購入した土地建物込みの物件はいわゆる建売住宅と言って、建物の価格が一般よりもかなり格安に設定されていたのです。
自分たちで好きなハウスメーカーを選定する場合、普通の2階建て住宅でも軽く3,000万円くらいいっちゃいます。
しかも、僕の買った土地は北側斜線規制が厳しいエリアにあるので、建物の高さ制限があります。
そのため、3階建てを建てようとすると、半分地下に潜らせる必要があります。
この半地下工法と言うのがやっかいで、ほとんどの建築会社が嫌がります。
仮に受けてくれたとしても、通常の既存プランから大きく逸脱するため、びっくりするくらい金額が高くなります。
ただ、この厳しい現実はその当時の僕たちは知る良しもありません。
最初の建設会社はソッコーお断りしました
金額が最初からお話しにならないほど高かったので(というより、僕たちの予算が少なすぎたのですが)、僕たちは逃げ帰るようにその場を立ち去りました。
どうやら僕たちのような庶民がお願いできる建築会社ではなかったようです。
僕たちの予算を知りながら高めの建築会社を勧めてきた不動産仲介会社を腹立たしく思いましたが、どうしようもないですね。
不動産仲介会社は自分にマージンをくれる建設会社しか紹介してくれません。
しかも、すでに売買契約を締結してしまっているので、正直僕たちが予算内で家を建築できるかどうかは関心がないのです。
不動産仲介会社はそんなものです。
そんな訳で不動産会社に紹介された残りの2社にも不信感が募ってきました。
仕方ないので、不動産会社には頼らずに自分達で建築会社を探すことにしました。
そして、建築会社を探す長い道のりが始まったのでした。
つづく