こんにちはJOJOです! 東京23区でアパート4棟32部屋の大家をしています。
ビジネスパーソンの方の中には、将来的に「起業したい!」と考えている方も多いと思います。
将来起業するとなると、一番大切なのは自分に経営者としての能力があるかどうか。
でも、一般企業でサラリーマンをしているだけだと、経営者としてのスキルはつきませんよね。
これはいくら出世してもあまり状況は変わりません。
というより、出世すればするほど、起業からは離れていきます。
理由は、管理職になると現場から離れて部下の管理と社内政治が主な役割になるからです。
起業に必要なスキルは会社員の仕事では身につかない
これって、起業する時にはなんの役にもたたないスキルなんですよね。だって、起業して、経営者になりたての頃は部下なんていません。
営業も、商品開発も、販促資料作りも経理処理もぜーんぶ自分一人でやらないといけません。全部現場の仕事ばかりです。
僕は今まで4社ほどで会社員として働いた経験があるのですが、ベンチャー企業立ち上げでの仕事を除くと、会社員としての仕事は経営の訓練になると思えません。
というのも、僕自身、大家として不動産賃貸業を法人で行っていますが、やっぱり会社員の仕事の延長線上にはないんですね。
何が違うかというと、多種多様な範囲に渡っての知識・ノウハウが求められるということ。
大家を例にあげると、不動産の仕入れ・新築(商品企画)、入居者募集(営業活動)、賃貸管理(保守)、決算書の作成(会計)、銀行との融資交渉(ファイナンス)と様々なノウハウが必要とされます。
大手企業で働いていると、まずこのように多岐に渡る仕事を一手に引き受けることはありません。
基本的に営業は営業だけをやるという風に細分化されていますよね。
会社以外で経営に必要な能力を磨くしかない
なので、将来起業したいと思っていても、会社勤めだとノウハウが身につきません。
そこで、僕は考えました。
会社以外の場所で経営のノウハウを学ぼうと。
経営のノウハウを勉強するとなると王道はMBA取得です。
外資系のカタカナ企業の経営者の経歴見てると、海外のMBA出ている人って多いじゃないですか。だいいち名刺に書けたらカッコ良いし。
そこで、MBAを色々調べたんですが、以下の理由からちょっと僕には向いてないなと思いました。
- 学費が高い(アメリカにMBA留学しようとすると2年で最低1,000万円くらいかかる)
- 会社を辞めないといけない(収入が途絶えます。カワイイ我が子達を養っていけません)
- MBAで身につくノウハウは大企業の経営には役に立つが、起業にはあまり役立たない
- 国家資格じゃないので、仕事に直接結びつかない
10年くらい前に一度MBAブームになったことがあって、僕の周りでも結構たくさんの人がMBAを取りに海外留学していました。
でも、正直なところあまりキャリアアップに役立っているなと感じないんですね。
だいたいの人がMBAを取得して帰国してからは外資系企業に転職したのですけど、元々いた日本の大手企業のほうが待遇良くない?と思える人も多いです。
それに僕はMBA留学を終えてから、実際に起業した人を知りません。外資系企業で出世して経営者に近いポジションに上り詰めている人はいるけど、起業はしてませんね。
なので、MBAってやっぱり大企業向け、もっと言うと雇われ経営者向けの資格なんじゃないかなと思います。
中小企業診断士を目指すことに
そこで、僕は次の選択肢として国家資格として中小企業診断士を目指すことにしました。
一応、中小企業診断士を知らない方向けに簡単に説明しますね。
中小企業向け経営コンサルタントとして唯一認められている国家資格。試験ではマーケティングから法務、財務等、経営に関する知識全般を問われる。一次試験と二次試験がありどちらも合格率20%。両方合わせた合格率は4%程度と結構難しい。
僕がMBAではなくて、中小企業診断士を目指した理由は以下の通りです。
- 学費が安い(大手専門学校で20万円程度。通信教育だと5万円程度)
- 会社員を辞めずに取得が可能(妻子ある身としてはありがたい)
- 中小企業に特化した経営ノウハウを学べるため、起業に直結する
- MBAと違い国家資格なので、世間一般の評価が高い(MBAは玉石混交)
- 弁護士や税理士と違って独占業務は無いが、実際は自治体や商工会議所から有利に仕事を受注し易い(経営コンサルタントとして独立も可能)
よく中小企業診断士として独立することは無理だという方がいますが、僕はそう思いません。
だって、実際に中小企業診断士で独立している人って多いです。
もちろん、資格を持っているだけで顧客がつくわけではないです。
でも、これって弁護士や税理士も同じ。結局は自分で仕事を獲得するしかないのです。
確かに弁護士や税理士のように顧問契約を結んで定期収入を持つのは難しいのですが、スポット的なコンサルティング業務をこなすだけで食べていくことは可能です。
中小企業診断士で学んだことは会社経営に役に立つ(実話)
不動産賃貸業として会社経営を行っている僕ですが、中小企業診断士で勉強したことは会社経営に確実に役に立ちます。
1. 意思決定を下す時のロジカルシンキングが身につく
経営者になると、全ての意思決定は自分自身で実施しないといけません。だって、上司いませんからね(笑)。
サラリーマンやっていると上司の顔色伺わずに自分で好きに意思決定できたら素敵だろうな~なんて思いますが、実際やると結構大変です。
僕は先日も、所有不動産の外壁塗装工事の発注を行いました。合計で300万円の発注です。
大企業にとっての300万円ははした金かもしれませんが、僕みたいな零細会社経営者にとってみれば300万円は大金。これを投資するかどうかの判断はすべて自分で行わないといけません。
しかも会社員と違って、身銭を切らないといけません。
そうなると、自分自身で様々な状況を判断しながら意思決定しないといけません。
外壁塗装しないで雨漏りが発生してしまうリスク、外壁塗装に最適な工務店はどこだろうか、外壁塗装する前に、そもそも古くなった不動産を売却したほうが得なんじゃないか等々。
つまり、意思決定するためには、様々なファクターを整理しながら論理的に結論をくださないといけない訳です。
この訓練に、中小企業診断士の勉強はとても役に立ちます。
中小企業診断士の勉強は知識問題3割、実際の中小企業への診断問題7割です。つまり、実際の中小企業のケースを読みながら、最適な経営改善提案を行う問題が大半です。
この記述問題に正解するためには、経営知識というよりは、論理的な思考力が求められます。
そのため、中小企業診断士の勉強を通して、ロジカルシンキングを磨くことができるのです。
2. 決算書を作成して、経営分析ができる
会社経営者にとって、会社の業績を把握することはとても大事です。その中でも、キャッシュフローを理解することはとても大事。
赤字でも、債務超過でも会社は倒産しませんが、キャッシュフローがマイナスになれば会社は倒産します。金融機関に借金の返済ができなくなって、金融機関と取引ができなくなる=業務停止だからです。
なので、キャッシュフロー会計の仕組みをしっかりと理解することは大事。
中小企業診断士の資格では、財務会計を徹底的に勉強します。
というより、財務会計を制するものは、中小企業診断士を制すると言っても過言ではありません。
財務会計は二次試験の4教科中の1課目でしか無いのですが、勉強時間は中小企業診断士試験の半分以上を占めます。
それほど習得するのに時間がかかる課目です。
ちなみに僕は中小企業診断士2次試験の財務会計がどうしても解けなくて、簿記2級を先に取得しました。
その代わり、中小企業診断士試験で身につけた財務会計の知識は会社経営でめちゃくちゃ役に立ちます。
僕は不動産賃貸業の法人決算は税理士に頼まずに自分で行います。法人税申告書も税務署に聞きながら自分で作成しています。
そんなことができるのも、中小企業診断士で、財務会計の基礎をしっかりと理解しているからです。
診断士の財務会計の試験に比べたら、中小企業の決算書を作成して、法人税申告するなんてお茶の子さいさいです)(笑)。
銀行から融資を引く際にアピールできる
あと、意外と中小企業診断士は銀行からの評価が高いです。
僕自身、賃貸経営のために銀行から数億円の借り入れがありますが、中小企業診断士の肩書を持っているおかげでかなり有利に融資が引けています。
最低限の経営知識がある人だと認識してもらえて、信用度が高まるようです。
まとめ
僕は会社経営をしながら、日々中小企業診断士の資格を取って良かったなあと実感しています。
そして、将来的には大家業に加えて、起業コンサルティングを行う会社をもう一社設立しようと考えています。
その際には、中小企業診断士の資格は色んな面で役に立つことでしょう。
将来、起業を目指していて、そのためのスキルアップを真剣に考えている人には、中小企業診断士オススメですよ。
働きながら短期間で中小企業診断士に合格する方法
最後に、中小企業診断士試験の勉強方法についてアドバイスします。
合格率4%と難易度の高い試験なので、残念ながら独学での合格はほぼ無理です。
そのため、ほとんどの方が専門学校に通うか通信教育を受講することになります。
中小企業診断士を目指すほとんどの方が働きながら受験をします。
そのため、毎週決まった曜日に授業がある専門学校に通うというのは厳しいものがあります。
僕自身も最初はTACという専門学校に通学していましたが、仕事が忙しくなって通学を断念しました。
その代わり、インターネットで全ての講義を受講できる通信教育に申し込んで、合格することができました。
インターネット経由の講座だったら、自分の好きな時間に授業が受けれるので、忙しい会社員には最適です。
ちなみに通信教育の中では、全ての講義をインターネット経由で受講できる『スタディング』が絶対にオススメです。
僕が『スタディング』をオススメする理由は次の通り。
1.ビデオ/音声講座の両方を利用することができる
全ての講座がインターネット経由でダウンロードできるので、スマホを持ち歩きさえすれば、通勤や客先への移動の際にもいつでも勉強することができます。
特に秀逸なのがビデオ講座だけでなく、音声講座もあるということ。
特に都内に通勤している方は、ラッシュ時にはスマホの画面すら見る余裕のない方も多いと思います。
そんな時には、音声講座をスマホにダウンロードしておき、音声だけで勉強を進めることができます。
忙しい社会人はいかに日常のスキマ時間を勉強にあてることができるかが大事。
ビデオ/音声両方の講座を受講できる『スタディング』圧倒的に便利です。
しかも、『スタディング』では、どの講座も2倍速で受講することができます。
一回目の講座を自宅で通常のスピードで受けた後に、通勤時間を使って2倍速で復習することで、知識をしっかりと定着させることが可能です。
2.合格に必要な知識だけを効率よく学ぶことができる
中小企業診断士の試験範囲は広いため、満点を取ろうとすると膨大な勉強量が必要です。
僕も最初はテキスト以外にも、試験範囲に関連するビジネス書を読んでいましたが、キリがないので途中でやめました。
試験に合格するためには全ての課目で60%以上取れれば良いので、頻出問題に的を絞って学習することが大切です。
スタディングの授業やテキストは、試験に合格するのに必要な知識だけに絞った簡潔で分かりやすいものになっています。
そのため、短期間での合格を無理なく狙える教材・カリキュラムになっています。
3.2次試験対策のロジックマップがめちゃくちゃ分かりやすい
『スタディング』はこのロジックマップだけを目的に受講しても良いと思えるほど、良くできています。
※『スタディング』ホームページより抜粋
中小企業診断士の2次試験では、とにかく問題文の企業事例を読み込み、論理的に解決策を導き出していく必要があります。
そのため、どのような論理展開で、解決策が導き出されるのかをしっかり順序立てて理解することが大切です。
『スタディング』のロジックマップでは、この問題文から解決策(解答)への論理的な流れをマップを使って分かりやすく解説してあります。
そのため、なぜこのような解答が導き出されるのかが直感的にわかるように工夫されています。
特に過去問を研究する際には、絶大な威力を発揮します。
4.圧倒的にコスパが良い
TACやLECといった大手の資格専門学校に通う場合、中小企業診断士コースでは約30万円もの費用がかかります。
しかも、一年でストレート合格できなければ、毎年30万円の費用が追加でかかってきます。
一方、『スタディング』は44,980円~と大手予備校の1/6以下の費用で済みます。
大手専門学校では、専用の校舎を維持しないといけないため、高コストにならざるを得ませんが、オンライン専業の『スタディング』ではこのような無駄な経費が必要ありません。
そのため、圧倒的な低価格で大手専門学校と比較しても遜色ない、むしろ質の高い講義とテキストを実現しています。
多忙なビジネスパーソンには、合格に必要なポイントだけ集中して学ぶことができ、通勤途中のスキマ時間を有効活用できる『スタディング』がベストです。
通勤しながらスマホで講義が受講できるスタディングはこちら>>中小企業診断士 スタディング