こんにちはJOJOです! 最近大企業の不祥事が続いていますね。エアバッグのタカタに始まり、東芝、神戸製鋼、日産自動車、スバルと日本を代表とする企業で不祥事が次々と発覚。
このように不祥事が起きた会社では、タカタのように倒産まで行くことは少ないかもしれませんが、数年の間はボーナスカットや給料削減という厳しい状況に陥ります。
不祥事が発覚した企業で働いているサラリーマンはどういう心情なんでしょうか。
既に東芝からは優秀な人材が流出し続けていると聞いています。
たしかに、自分の仕事の成果と関係ないところで会社がつまずき、給料が削減されれば、やる気なくしちゃいますよね。
僕も同じような状況に置かれたら、きっと見切りをつけると思います。
ポイントは、所属している会社が苦境に陥ってしまった場合に、サクッと会社を辞めて次の転職先を見つけることができるかどうか。
今の会社で重宝される経験やスキルが通用するとは限らない
上記のような大企業に勤めているサラリーマンのほとんどが、転職しようとしても、なかなか転職に踏み切れないと思います。
それは、自分の培ってきた経験やスキルが他社で通用するかどうかわからないから。
もっというと、自分を幾らで売り込めるのかがわからない方が大半だと思います。
僕の経験上、年齢が35歳を超えるあたりから、転職する=年収が下がる確率が高くなると思っています。
意外と大企業1社だけで培ってきた経験やスキルはそんなに高く評価されません。
なぜならば、どの企業にもその企業だけでしか価値のない経験やスキルと言うものが存在します。
例えば、社内の意思決定の仕方。どういう順番で、社内のどの部署やキーマンから合意を取っていくと決裁が通りやすいかどうかとか。
こういうノウハウは同じ会社に留まる限り非常に有効に活用できます。特に管理職になればなるほど、「根回し」ノウハウに長けた人ほど社内でチカラを持つことができます。
でも、こういうノウハウは他社に転職した場合にほとんど評価されません。
意思決定や決裁のプロセスは会社によってまちまち。
当然、力を持っている部署やキーマンも違いますので、今まで自分が培ってきたノウハウは役に立ちません。
そのため、社内調整だけを強みとしている方(これは管理職についている方に特にあてはまるのですが)は、いざ転職市場に出てみるとあまり評価されないのです。
転職市場で評価されるのは、あくまで専門性
転職市場で評価されるのは、社内調整能力ではなく、ズバリ専門性。
- どのような業界・業種に対して深い専門知識を持っているか。人脈を持っているか。
- どのような職種で専門家としてのスキルを持っているか
もちろん社内調整ノウハウも大切なんだけど、社内調整ノウハウって会社によって異なるんですね。なので、転職した場合は結局はゼロから学ばないといけない。
一方で、専門性は他社に転職してもすぐに応用可能。
例えば、ITベンダーにて医薬業界向けのITソリューション提案営業に従事し、経験・スキルともに十分な場合、その専門性を活かす道は色々とあります。
- 同業他社のITベンダーに転職して、ソリューション提案営業として活躍する
- 医薬品メーカーの情報システム部門に転職して、社内IT企画担当として活躍する
- ITコンサルティング会社に転職して、医薬品業界専門のビジネスコンサルタントとして活躍する
このように特定分野に特化して専門性を身につけておくと、転職市場でも高く評価される可能性があります。
マネジメントもれっきとした専門性
そして、専門性の中には「マネジメント」も含まれます。
これは、部下のモチベーションを高めながら、チームとして成果を出すノウハウを持っていることです。これに加えて、部下の育成もできる人は一層評価されます。
マネジメントと社内調整は異なります。
社内調整は、同じ会社のキーマンと良好な人間関係が築けているかどうかが最重要です。つまり、同じ人間と長期に渡って人間関係を構築する能力が必要なんですね。
一方で、マネジメントは誰が自分の部下になろうが、チームとして常にベストなパフォーマンスを発揮できる体制を作り上げる能力です。
既存の人間関係に頼らず、どんな人とでも新たな人間関係を瞬時に築きあげ、良好なチームを作る。そして、チーム全員のモチベーションを高いレベルで維持しながら、チーム全体として成果を上げる。
転職すれば、ゼロから人間関係を構築していかないといけません。それまでの長期的な人脈はほとんど役に立ちません。
そのため、長期の人間関係を前提とせず、誰と組んでもチームの成果を上げることのできるマネジメントスキルが価値を持つのです。
自分の経験やスキルが転職市場で高く評価されるとは限らない
では、どのようにすれば、自分の経験やスキルが本当に他社で通用する専門性なのかどうか判断できるでしょうか?
人間は自分には甘いものです。だいたいのケースでは自分の経験やスキルは他社でも高く評価されると思い込んでしまいがちです。
これは、転職経験が無く、同じ会社でずーっと長い間働いてきた方に特に多い傾向があります。
僕自身は今まで4回転職していますが、転職する度に自分で自分のことをいかに過大評価してきたのかを痛感します。
自分では強みだと思い込んでいた経験やスキルが、転職面談でまったく相手企業に響かなかったりすることもザラにあります。
一方で、自分では大した経験やスキルじゃないなと思っていても、意外と転職先企業から高く評価されることもあります。
ポイントは、自分の知識や経験からだけでは、転職市場における自分の価値を正確に把握することは困難だということです。
第三者の転職診断を受けるのがベスト
転職市場における自分の価値を正確に判断するには、第三者の目で評価してもらうのが一番確実です。
つまり、転職のプロによって、自分自身をスクリーニングしてもらい、正確に価値を算定してもらうのです。
その方法は大きく分けて3つあります。
- 転職アプリを使って、転職市場での想定年収を調べる
- 転職サイトに履歴書を登録して、どのような条件で転職オファーが来るかチェックする
- 転職エージェントと面談し、転職市場での価値を提案してもらう
どの方法が適しているかは、自分がどの程度すぐに転職したいのかによります。それぞれの特色を説明しますね。
転職アプリMIIDASを使って、スグに想定年収を調べる
まず、将来的に転職する可能性はあるけど、今すぐに転職したいと思っているわけではない方向け。
自分では転職するつもりはなくても、自分の勤めている会社の経営環境が激変して、転職を余儀なくされる可能性もあります。
そのため、常に自分の転職市場での価値を知っておきたいという方にぴったりなのが転職アプリMIIDASを使った想定年収調査。

こちら、転職サイト「DODA」などを運営する会社パーソナルキャリア(旧会社名インテリジェンス)が提供しているアプリ。
自分のこれまでの経歴や、所有スキルなどを登録すると、これまでの転職者のデータを使って適正な年収を計算してくれる。
スマホにアプリをインストールして、簡単な質問に答えるだけで、その場で適正年収を見ることができます。


僕もやってみましたが、5分くらいで年収が表示されました。

僕の場合は、今の給料よりも結構低い想定年収が表示されました。やっぱり現実は厳しいですね(笑)。 でも、この現実を理解していないと、イザと言う時にアクションが取れません。
さしあたり転職の予定はないけど、サクッと自分の市場価値を把握しておきたいという方にオススメです。
>>MIIDAS
転職サイトに履歴書を登録する
こちらは、良い転職先があれば、実際に転職しても良いかなと考えている方向け。
転職サイトに、自分の詳しい履歴書を登録すると、転職サイトに登録している多数の企業がアナタの履歴書を参照することができます。
そして、アナタに魅力を感じる企業から具体的に転職オファーを受け取ることが可能です。
先程の転職アプリに比較すると入力項目や情報が多い分、登録するのに時間がかかりますが、それだけ自分の要望にマッチした転職オファーを受け取ることができます。
僕の場合はリクナビNEXTに登録しています。
リクナビNEXTは御存知の通り転職サイトのガリバーです。実際に就職・転職でもお世話になった方も多いのではないでしょうか。
僕自身もリクナビ経由で転職を成功させています。
リクナビNEXTは何と言っても登録している企業数がバツグンに多い。特に一部上場企業のような有名企業はほとんど最初に登録するのがリクナビNEXTです。
その分、オファーをいただける件数が多い。
僕の場合ですと、週に平均して5社程度から新規オファーが来ています。
実際にどのような企業から、どのような職種やポジションでオファーが来るのを見ているだけで、自分が転職市場でどのように評価されるのかを理解することが可能です。
それに、良いオファーがあれば実際に申し込んですぐに面接を受けることが可能です。
少しでも転職意欲がある方にはまずは申し込んでおくことをオススメします。
>>リクナビNEXT
あと、転職活動を進める上では自分の強みを知っていると、履歴書作成、面接でアピールできます。敵の前に己を知るという意味でも、転職サイト「リクナビNEXT」のグッドポイント診断を事前に受けておくと良いですよ。

無料で強みを知る>>グッドポイント診断
転職エージェントを利用する
今の会社でのキャリアに不満があって、すぐにでも他社に転職したいのであれば、迷わず3に進みましょう。
転職エージェントと面談をすることで、的確に自分の価値を測定してもらえます。
転職エージェントは転職のプロです。あなたの経験やスキルがどんな値段で売れるのかを冷静に評価して教えてくれます。
時には厳しい評価をもらうかもしれませんが、それが現実です。転職を成功させるためには、現実の自分の価値を把握することが何よりも大事。積極的に面談しましょう。
更に、自分の要望を転職エージェントにしっかりと伝えることで、自分の要望にマッチした転職先を紹介してくれます。
しかもエージェントは希望する企業や業界に精通しています。そのため、面談を申し込む前に、転職先の雰囲気、勤務状況(残業の多寡)、給料、昇給のしやすさ等のぶっちゃけ情報を聞くことができます。
ほとんどの転職エージェントは無料で利用できます。なぜならば、転職エージェントは転職マッチングを成功させることで相手先の企業から成功報酬をもらえるため、転職者であるアナタから収入を得る必要が無いからです。
リクルートエージェントでは、アナタの要望を聞いた上で、所属している莫大な転職エージェントの中から最適なエージェントを紹介してくれます。
オススメの転職エージェントは業界最大手のリクルートエージェント。もちろん、転職エージェントは他にも色々あるのですが、転職成約実績が一番多いリクルートエージェントにまずは申し込むのが良いと思います。