経済トレンド PR

その2:NHKクローズアップ現代「“先行き不安病”を斬る!わが家のマネー防衛」に見る投資バブルの証拠 今は休んだほうが良い理由

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2回連続でクローズアップ現代ネタで恐縮だが、許してほしい。ただ、今回の番組は色んな学びがあるのでもう一回だけ取り上げさせてほしい。

素人が投資の世界に大量参加

番組で述べられているように、主婦や、引退したサラリーマンが退去として投資の世界に参入している。株式投資だけでなく、不動産投資にも大量にサラリーマンが参入している。どの新築アパートメーカーも土地の紹介から、建物プランの提案、融資してくれる銀行の紹介、購入後の管理まで完全なるお膳立てをしてくてるため、ろくに勉強していない素人のサラリーマンでも簡単に不動産投資の世界に参入できるようになっている。つまり、株式や不動産を問わず、素人が大量に参入してきているのが現在の状況だ。

相場の天井

プロと素人で大きな違いがある。それは売買のタイミングだ。プロは誰も見向きもしない下げ相場の中で、買いに行く。つまり安値で買うことにこだわるのだ。一方で素人は上げ相場の中で買いに行く。皆が買っているので、自分も乗り遅れまいとして買おうとする。プロは素人が買いに参加しだすのを天井のサインだと捉える。プロ→素人の順番で投資資金は流入するため、素人が資金を入れた後は、誰も資金を入れてくれない。つまり、天井を迎えて下がるだけだ。今まで投資に手を出して来たことのない主婦やリタイヤ世代が投資に手を出してきている今はまさに天井だと思う。バブル期後期、NTT株を求めて日本中の国民が株に手を出した。その後まもなく急落してバブルが弾けたのはご存知の通りだ。僕たちは歴史に学ばないといけない。

今こそ休むすべき

投資の格言に次の言葉がある。「売るべし 買うべし 休むべし」。株式投資に売りと買いのどちらかしかないと思うのは誤りで、休むことも大切な要素であると説くのが、この「売るべし 買うべし 休むべし」だ。「売り買い休みの三筋道」とか「休むも相場」等ともいう。つまり疑わしいときは何もするなということだ。皆が投資に参入してきている今、敢えて市場から退場する(投資を休む)のは勇気のいることだと思う。だが、そんな時こそ冷静に判断したい。株や不動産は買う人がいるから上がるのである。素人が買った後に、誰が買ってくれるだろうか? 昼寝でもするのに丁度よいタイミングだと僕は考える。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA