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トランプ大統領誕生で、不動産価格はどうなるか? 大胆予測

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アメリカ大統領選が大詰めを迎えている。女性蔑視発言を機に、トランプが失速し、ほぼ次期大統領はクリントンに決まっていた。だが、ここにきて、クリントン陣営にも私用メール問題が浮上し、トランプが猛追している。前回のブリクジット(英国のEU離脱)の時と同じように、最後までどう転ぶかわからない状況になってきた。

今回は、トランプが勝利した場合に、世界の不動産価格について予想してみたい。

まずトランプは個人、法人を問わず大幅な減税を行うと公言している。その代りに今までアメリカが大国としての威信を維持するために負担していた様々な費用を削減するといっている。日本からの米軍撤退もその一つだ。

減税の結果、世界中の投資マネーが今よりもずっと強い勢いでアメリカに流れ込むと考えられる。また、減税はアメリカ国民の消費を喚起する効果があるため、アメリカの実態経済も更なる上昇する可能性がある。クリントンは基本的に現在のオバマ政権の方針を引き継ぎ、低所得者向けの社会福祉の強化をうたっているが、トランプは市場経済の強化をうたっている。その結果、今より貧富の差は広がるリスクがあるが、アメリカ社会全体としては経済成長が加速するのではないだろうか。

また、トランプは現在のFRBの政策に対しても異議を唱えている。大統領に当選した暁には、現在のイエレン議長も解任すると公言している。イエレン議長は個人的にはバランス感覚を持った優秀な方だと思うが、基本的には利上げを促進し、アメリカ経済の行き過ぎた景気過熱を防ぐ路線だ。トランプは、この穏便路線に対し、更なる景気対策として、利上げの延期を支持する議長を選択するだろう。一部で、バブルの懸念が高まるリスクはあるが、短期的にはアメリカ経済にとってはプラスの効果を働かせるだろう。

世界中の投資家や実業家はトランプ大統領就任によって、投資資金がアメリカから逃げ出し、信用収縮をもたらすと予想している。そのため、最近のトランプ支持回復に伴い、ダウ平均や日経平均は値を下げている。

ただ、僕はトランプ大統領就任によって、アメリカの実態経済成長が加速する。その結果として、世界中の投資マネーが今以上の勢いでアメリカに投入されるのではないかと予想している。短期的には市場も混乱するかもしれないが、中期的には上昇に向かうだろう。

投資マネーは株式市場だけでなく、不動産投資市場にも流れ込むだろう。そのため、不動産価格も上昇すると思われる。

第一、トランプはアメリカでも屈指の不動産投資家である。彼が自分の所有する多くの不動産の資産価値を棄損させるような政策を取るとは思えない。また、トランプはクリントンと違って、ビジネスマンとしての実績がある。そのため、経済運営については、クリントンよりもかなり上手ではないかと考えている。

アメリカの株式市況、不動産市況が好調を続けるということは、日本の不動産価格もその良い影響を受けて、上昇に転じると思われる。

トランプ大統領を予想する人にとって、今こそ不動産は「買い」ではないだろうか。来週の投票日が楽しみだ。

 

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