こんにちはJOJOです!
少し前にスルガ銀行の融資を使って、相場よりも高い値段でシェアハウスを購入してしまい、挙句の果てにはシェアハウス運営会社が破綻して、サブリースが契約解除される事件がありました。
このような物件を購入していた人のほとんどは不動産投資初心者の方だったようです。
しかも、医師、弁護士、外資系サラリーマンというように、世間一般的には知識レベルが高い属性の人が多く含まれていました。
少し不動産投資の勉強をすれば、このような悪質なスキームに引っかかることはなかったんですけどね。
やはり不動産投資の勉強は大切だなと感じます。
実際に、僕も賃貸経営を6年以上行って来ましたが、不動産投資家には様々な知識が求められます。
銀行の融資情勢、賃貸マーケットの動向、リフォーム・原状回復工事、客付け、会計・税金・・・
結構な量ですねw
でも、僕だってもちろん最初から全ての知識があったわけではありません。
走りながら覚えていった知識も多いです。
それでも、最初の不動産を購入する前に、最低限学ばないといけないことがあります。
不動産投資はいきなり数千万円の借金を背負うことが一般的です。
そして、借金している分、失敗するとダメージは大きいです。そして、復活するのに時間がかかります。
そのため、どのような物件を購入すれば、大きく失敗しないかをまず第一に学ぶことが重要です。
僕の経験上ですが、不動産投資に必要な知識は本だけでもほとんど仕入れることができます。
それほど、現在の不動産投資関連の書籍は充実しています。
ここでは、初心者向けとして以下の観点からオススメの本を選んでいます。
- 読んでいて面白い
- 不動産投資に必要な知識がまんべんなく手に入る
金持ち父さん貧乏父さん
不動産投資を志す人のほとんどが、この本のタイトルは知っていると思います。
僕自身、不動産投資を始める遥か前の学生時代にこの本を読みました。
この本の素晴らしさは、自分の労働力を投入する以外の方法で、お金儲けをする方法を分かりやすく教えてくれる点。
その方法とは、自分で働かなくてもお金を生み出す仕組み(システム)を作ることです。
著者は小学生の頃、大人たちから読み古した漫画本を集めてきて、それを近所の子供たちにレンタルするという小さな商売を始めました。
最初の頃は、レンタルの取り次ぎ作業を自分で行っていました。
つまり、労働力の対価として収益を得ていたんですね。
その後、友達をアルバイトとして雇い、レンタルの取り次ぎ作業を任せます。
仕事を友人に任せることで、著者は労働力の提供から解放され、何もしなくても毎月お金が入ってくるようになりました。
小学生の頃にスモールビジネスのオーナーになったのですね。
不動産投資も、この自分が働かなくてもお金を生み出すための仕組み(システム)という点では同じです。
いかに、お金を自動的に生み出すことのできる仕組みを作り上げるか。
そして、たまたまその一つの手段として不動産投資があるということを教えてくれます。
不動産投資の基本的な仕組みについて理解させてくれる良書です。
めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った恐る恐るの不動産投資
こちらは、有名な不動産投資家兼漫画家の「まりお」さんの著書。
この本は、まりおさんが初めて不動産投資に踏み出した体験談を漫画を交えて、面白おかしく描いています。
不動産投資に実際にかかった諸費用も具体的に載っているので、初心者の方にはとても参考になると思います。
また、不動産を購入する時の感情の揺れが本当にリアル。
文章と一緒にまりおさんの手書き漫画が満載なので、とっても感情移入しやすいです。
僕自身まりおさんの本を読みながら、「うんうん、確かにこう思うよなあ」と納得しながら読み込みました。
実は、まりおさん自身はこの本の中で取り上げている地方一棟ものマンションを購入後、投資に失敗しています。
そして、泣く泣く不動産投資から一時的に撤退しています。
そのため、『なぜ、まりおさんは不動産投資から失敗することになったのか?』という視点で、まりおさんの体験談を読むと失敗するポイントが理解できます。
不動産投資に関心の無い僕の奥さんも読んだけど、とても面白かったと言っていました。
漫画を読む感覚で読めるので、ちょっとした息抜きにぴったりです。
激安不動産を入手シテ 豊かに暮らす方法
「鬼のような指値」で有名な激安不動産投資家の加藤ひろゆきさんの著書です。
加藤さんの本はとても読んでいて面白い!
不動産投資に興味のない人が読んでも、エンタメとして楽しめる作品です。
僕の奥さんは不動産投資本はまず読みませんが、先ほどの「まりおさん」と加藤さんの本は面白いから読んでいます。
また、面白いだけでなく、激安不動産の探し方、リフォームのやり方、入居付けの方法と不動産投資にもっとも大切なノウハウを分かりやすく紹介してくれています。
空き家は使える! 戸建投資 テッパン投資法
築古の戸建投資に特化した大家であるサーファー薬剤師さんの著書。
昨今の空き家が問題となる中、戸建投資の手法を分かりやすく解説している良書です。
特にサーファー薬剤師さんの自身の投資物件の購入価格、家賃、エリアが具体的に書いてあるため、どのような物件を購入すれば戸建投資がうまくいくのかがイメージしやすいです。
戸建投資を一言で説明すると、格安の築古戸建を購入し、大規模なリフォームして再生する投資方法です。
つまり、リフォームのノウハウが成否をわける鍵となるわけですね。
そのリフォームに関してのノウハウを惜しげもなく披露しています。
リフォーム工事ごとの費用対効果の高さや、それぞれのリフォーム工事の標準的な単価も載せています。
そのため、戸建に限らず、マンション・アパートのリフォームをこれから検討している方は、どのようなリフォームを、いくらのコストをかけて行うべきかを学ぶことができます。
僕自身、本書に記載してあるリフォーム単価と比べながら、管理会社から出てくる原状回復費用の見積をチェックしています。
そして、実際に高い見積もりが出てきた場合は、本の内容を例に上げて値下げ交渉をしています。
戸建投資は、マンション・アパートと違って手ごろな金額から始められるため、初心者にぴったりです。
最初の一歩が踏み出せないでいる人は、この本を参考に戸建投資から始めてみても良いと思います。
ゼロからはじめる[RC造建築] [鉄骨建築][木造建築]入門
こちらは、大学で建築学を教えている大学教授であり、大家である原口ミカオ先生の著書。
先生は健美家でもコラムを連載されているため、知っている人も多いと思います。
この本は、建物の構造についての基本的な知識をイラスト付きで簡単に説明しています。
不動産投資を長年続けていると、かならず大規模リフォームに直面することになります。
大家自らがRC、鉄骨、木造の基本的な構造や工事の手順が分かっていると、リフォーム会社が提案してくる作業内容を理解することができます。
そして、作業自体をなんとなくイメージできるので、見積金額が妥当かどうかもチェックできるのですね。
なのでリフォーム会社から、ぼったくられる恐れもなくなります。
リフォーム前提で築古物件を購入する方、もしくは自分で新築を建ててみたい方には特におススメです。
らくらく宅建塾
こちらは宅建でお馴染みの佐藤先生の参考書。
不動産投資のためには宅建の知識は非常に役に立ちます。
僕自身、宅建受験の時にこの本を利用しました。
一度通読した後、常に手元に置いておいて法律的に疑問に思うことがある度に、辞書代わりに読み返しています。
不動産投資を行う上では、宅建業者(不動産会社)との取引は不可欠です。
不動産会社からカモにされないために、不動産会社がどのような立場で不動産を売買、仲介しているのか理解することは、とても重要です。
なんだかんだ言っても、ボッタクろうとする不動産会社も多いですからねw
また、建蔽率や容積率といった、不動産の基本的な知識も手に入ります。
僕自身は、借地権の物件も持っているのですが、宅建の知識は借地権の仕組みを理解をするのにずいぶんと役に立ちました。
不動産に関する知識を体系的に学んでみたいという方にはぴったりです。
思考は現実化する
こちらは、不動産投資関連本ではないですが、あえてお勧めしたいです。
自己啓発本の元祖ともいえる古典なので、ご存知の人も多いナポレオン・ヒルの著書です。
ナポレオン・ヒルはアメリカの鉄鋼王カーネギーから成功の秘訣を伝授され、本書を書き上げました。
もちろんナポレオン・ヒル自身も大富豪です。
本書で書いてあることは、成功するためのマインドセットです。
つまり、不動産投資を始めるにあたって、最も大事な「ココロ」の持ち方を書いてあります。
不動産投資は非常に大きな金額の借金を背負いながら実施することになります。
そのため、不動産投資に踏み切るためには、大きな勇気が必要です。
この勇気を手に入れるための方法についてこの本は教えてくれます。
それは『自分が成功するイメージをひたすら念じ続けること』です。
この方法は非常にシンプルですが、ほとんどの方が真剣に取り組んだことはないでしょう。
この本は『自分が成功するイメージをひたすら念じ続けること』の大切さとその効果を繰り返し説明しているだけなのですが、著者の熱い言葉が心に響きます。
読んだ後、きっと、不動産投資に取り組むための勇気が湧いてくるはずです。
『自分の心のブレーキを外したい!』と考えている方には特にオススメです。
オススメnote(記事)

融資を制するものは不動産投資を制するといっても過言ではありません。首都圏にある金融機関の最新の融資条件を記事(23,500文字)にまとめました。
金融機関ごとに「借り手の属性、融資金額、金利、融資期間、相性の良い投資手法」を具体的に記載しています。
僕は今まで30行以上の金融機関で融資審査を申し込み、10行以上の金融機関から融資承諾を得てきました。その全ての経験と知識を記事に詰め込みました。
自信作ですので、ぜひ読んでみてください!
noteを読む>> 【首都圏】不動産投資向け金融機関 攻略マニュアル 2021年版

不動産投資向け融資が厳しい今でも、フルローンを引いている投資家の方々がいます。
しかも地主や富裕層ではなく、普通のサラリーマン投資家の方がです。
普通のサラリーマン投資家がフルローンを引くためにできる裏技を記事(4,192文字)にまとめました。
単なる交渉テクニックだけでなく、『銀行が投資家に何を期待しているのか』といった本質的な銀行の思考プロセスを解説しています。
銀行の本音を理解して、フルローンや金利低減を勝ち取りたい方に読んでほしいです。
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