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ベッド一つ分のスペースで月額家賃12万円! アメリカ西海岸で大人気のPodshare(ポッドシェア)を徹底解説

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こんにちはJOJOです! 東京23区でアパート4棟32部屋の大家をしています。

日銀が金融緩和を始めてから日本、特に東京の不動産価格が上昇し続けています。

東京23区にあるファミリータイプの新築マンションの平均価格は8,000万円を超え、一般的な会社員の給料ではもはや手が届かなくなってしまいました。

ただ、不動産価格が上昇しているのは、東京だけではありません。

というより世界中を見渡せば東京以上に不動産価格が高騰しているエリアは沢山あります。

例えばアメリカで一番不動産価格が高いサンフランシスコは強烈です。

サンフランシスコ市内のワンベッドルームの平均家賃はなんと月額40万円($3,600)

ちなみに東京のワンルームの平均家賃は月額6.8万円です。

サンフランシスコの家賃は東京の約6倍もするんですね。

サンフランシスコに住んでいる友人に聞いたところ、サンフランシスコでは最低でも年収が1,000万円以上ないと生活できないそうです。

ここまで家賃が高騰してしまった理由としては、サンフランシスコにはgoogleやfacebookに代表されるIT企業の拠点が集中しており、高所得者であるIT系人材が急増していることがあげられます。

更にサンフランシスコは建物の高さ制限が非常に厳しいエリアとなっているため、日本みたいにタワーマンションを建てることができません。

そのため、人口が急増しているにも関わらず住居数が増えていないために家賃が高騰しているのです。

そんな家賃が高騰しているサンフランシスコでは、面白い賃貸住宅が誕生しました。

その名はPodshare(ポッドシェア)。

2段ベッドのうち片方だけが専有できて、家賃は月12万円です

2段ベッドにはドアなんてついてません。開けっ放しです。

つまりプライバシーゼロ。

隣で寝ている人がオナラすれば丸聞こえです(^-^;)

しかも、男女兼用というオープンワールド。

Podshareには個室は一つもありません。

一人きりになれるのはトイレとシャワーだけです。

これで家賃12万円とは驚きですね。

こんなぼったくりバーみたいな家賃なんですけど、このPodshareは世界中から利用者が殺到しサンフランシスコで大人気の賃貸物件になっているのです。

今回は、ベッド一つ分のパーソナルスペースしかないPodshareが大人気の秘訣に迫ります。

Podshare(ポッドシェア)とは

PodshareはElvina Beck(エルヴィナ ベック)さんが27歳の時に創業しました。

彼女が住んでいるLAには夢を抱いた若者や外国人が沢山やってきます。

ただ、LAの不動産価格は賃金が低い若者や外国人が住むには高すぎる水準になっていました。

そのため、彼女はお金のない若者でもLAの真ん中に住めるような共同住宅を作ることを思いつきます。

最初は各部屋にDIYで2段ベッドを設置し、それぞれのベッドの横に自分の名前をチョークで記載できるようにしました。

入居者が専有できるのはベッド一つ分のスペースだけ。

しかもベッドを囲う目隠しは一切ないので、プライバシーはゼロ。

その代わりにワーキングデスクやミーティングルームといった様々な共用施設や設備を自由に使うことができます。

入居者が共有できるもの

  • キッチン
  • リビングルーム
  • シャワー
  • トイレ
  • 作業デスク
  • マック(PC)
  • ミーティングルーム
  • wi-fi
  • バスケットボールコート
  • 卓球場
  • 野外バーベキュー施設
  • etc

この共有施設の中で注目すべきなのは、仕事をするための環境が豊富に揃っているという点。

Podshareは住むための施設かと思いきや、Podshareの中で仕事をしている人も沢山います。

Podshareに惹かれてやってくる入居者の中には、IT系のスタートアップ起業家やフリーランスが沢山います。

彼らはパソコンとスマホさえあればどこでも仕事ができます。

であれば、あえて住む場所と仕事場を分ける必要性がないですよね。

Podshareは宿泊施設だけでなく、オフィス機能も提供しているところがユニークです。

その他にはバスケットボールコートや卓球場のようなレクリエーションの施設も充実しています。

この仕事と遊びの両方の要素が取り入れられている点がアメリカっぽくて良いですね。

最大の魅力は入居者同士の交流

Podshare内で宿泊し、仕事もするとなると、自然と入居者同士の交流が始まります。

実はこの入居者同士の交流がPodshareの最大の魅力になっています。

実際にPodshare内でビジネスパートナーを見つけて起業したり、優良な取引先を見つける人も大勢います。

また、仕事面以外での出会いも沢山あります。

Podshareは男女が一つ屋根の下に一緒に暮らしています。

Podshareは男女誰でも入居できて、男女が隣り合わせのベッドに配置されることも珍しくありません。

しかも入居者のほとんどが20~30代の独身者です。

そんな環境では、入居者同士で恋が芽生えるのは不思議ではありません。

実際にPodshareでの共同生活で男女が恋に落ち、カップルが誕生することも珍しくありません。

このようにPodshareでは、ビジネスパートナーから恋人まで様々な出会いを手に入れることができます。

プライバシーよりも刺激的な出会いを求める若者には人気なのが理解できます。

僕も今20代だったらPodshareに住んでみたいなあ。

共同住宅をしながら恋が芽生えるなんてロマンチックだと思いません?

Podshareでのルールは2つだけ

Podshareに住むためのルールは次の2つだけです。

  1. 夜10地~朝の10時までは消灯し、静かにする
  2. セックスNG

個室がない代わりに、夜10地~朝の10時までは強制的に消灯されて、入居者がしっかり睡眠を確保できる工夫が施されています。

また、セックスは厳禁です。

Podshare内で誕生するカップルも多いですが、Podshareの中に住んでいる限りセックスできません。

ちなみにカップル用のクイーンサイズのベッドを借りることもできて、カップルは一緒に寝ることもできます。

ただ、それでもセックスしてはいけません。

血気盛んな20~30代の若者が本当に耐えられるのか心配になっちゃいますね(^-^;)

ただ、ベッドは常に他人の目に晒されていますから、ルール違反のトラブルはないそうです。

人は出会いを求めて都市に集まる

PodshareはLAとサンフランシスコに6施設を展開しています。

どちらもアメリカ屈指の大都会です。

Podshareのような賃貸ビジネスは大都会でこそ成立するモデルです。

つまり、極限までプライバシーを捨ててでも構わないから、都市部に住みたいと考える若者が増えているのです。

ただ、人はなぜ大都市に集まるのでしょうか?

スマホやモバイルwifiが発達した現代であれば、わざわざ都会に住まなくても仕事ができます。

特にIT系のスタートアップ企業で働く人やフリーランスの人々はskype(テレビ会議)やslack(チャットツール)を使ったリモートワークになれています。

家賃の高い都会に住まずに、安くて広い郊外に住んでも仕事に支障がないはずです。

それにも関わらず若者は都会に住みたがります。

それはなぜなのでしょうか?

その答えは、本当に重要な情報はオンライン上には流れないことにあると思います。

これだけインターネットが進化しても、直接顔を合わせてコミュニケーションするニーズは衰えません。

オンラインでのコミュニケーションが当たり前になった今、むしろオフラインでのコミュニケーションの希少性・重要性が増しているように感じます。

僕は不動産投資家なのですが、本当に重要な情報は実際に投資家同士で会った時にしか得ることができません。

重要な情報は常にクローズドな関係の中でしか共有されないのです。

また、濃密な人間関係を形成するためには、実際にリアルの場で顔を合わすことは欠かせません。

僕は仕事で良く海外の方と電話会議を行います。

僕は仕事をする上では英語に不自由しないのですが、それでも電話会議はあまり好きではありません。

同じ内容を話すとしても、電話会議だと直接会って話す時に比べて情報伝達量は半分以下のような気がします。

特に相手を説得しないといけないような場面では電話会議はほとんど役に立ちません。

話し手の情熱が相手に伝わらないんですね。

そのため、大事な商談の時は必ず出張して直接会うようにします。

この先も様々なオンライン上でのコミュニケーションツールは進化していくと思いますが、熱量を相手に伝える点においては直接(face to face)の対話を超えることはできません。

重要な情報と新たな人間関係を求める人が大都市に住む傾向は今後も変わらないでしょう。

都市部への人口集中はますます進む

これからの世の中は情報が最大の価値を持ちます。

そして最新かつ価値のある情報を求める人々は都市部に流入し続けるでしょう。

Podshareが大人気なのは、このように大都市に住みたいと考える人が大勢増えているからです。

この傾向はアメリカだけでなく世界中で広がっています。

以前記事でも取り上げましたが、香港でも中心部に立地しているカプセルホテルのような賃貸が人気になっています。

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日本も例外ではありません。

東京や大阪に住みたいと考える人はどんどん増えています。

大企業が次々と在宅ワーク制度を導入し始めましたが、郊外に住みたいと考える人が増えている兆(きざ)しはまったくありません。

そのため、今後は大都市とその他のエリアでの不動産価格には大きな格差が生じてくるでしょう。

つまり東京や大阪のような大都市の不動産はますます人気が高まり、人口密度が少ない地方の不動産価格は急激に下落します。

これは世界中で起きているトレンドであり、今後も継続するでしょう。

そう考えると、不動産投資における東京の優位性はますます強固になっていきますね。

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