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新築マンション購入へ転進 初めての不動産購入物語4

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こんにちはJOJOです! さて、前回のつづきです。

前回までの中古マンション巡りで、「条件の良い中古マンションはそもそも市場に売りに出ていない。売りに出ても業者がすぐに買ってしまう」という現実に僕たち夫婦は嫌というほど気が付きました。

そのため、今度は、新築マンション購入へと転進することにしたのです。新築マンションであれば、自分で好きな条件(日当たり、眺望、静けさなど)を選び放題だからです。しかも中古マンション特有の暗い雰囲気も新築にはありません。

もともと新築マンション派だった妻に半ば背中を押し切られる形で、僕たち夫婦は新築マンションのモデルルーム通いをすることになりました。

気になる新築マンションを発見!

そんなある日、妻がネットで物件を見つけてきました。当時荒川沿いに住んでいた僕たち夫婦にとっては割りと近場でしたので、車でモデルルームを見に行くことにしました。

スペックは以下の通りです。

  • 完成予定:2008年(当時)
  • 最寄り駅:東京メトロ 小竹向原駅 徒歩5分(池袋駅へは乗り換えなしで6分)
  • 売主:大手鉄道系ディベロッパー
  • 間取り:3LDK、角部屋、85m2
  • 価格:5,800万円

不動産が猫も杓子も高騰した今では、池袋駅近辺の新築マンションがこの価格で買えること自体に驚きますが、当時リーマンショックが弾けた直後の2008年ごろはこんな価格で売られていました。今だったら7,000万円はするでしょうね。

さて、僕たちの予算はもともと5,000万円以内で物件を探していました。でも、中古から新築へと舵を切り替えたため、少し予算を上げざるを得ません。

この物件は少し予算オーバーでしたが、問い合わせて見ることに。内見の予約を取って、休日に家族そろって見に行きました。

販売業者と最寄り駅の小竹向原駅で待ち合わせて、一緒に物件のモデルルームに向かいました。

一瞬で妻のハートを鷲掴みした新築モデルルーム

中古の少し「寂れて、疲れた」な感覚に慣れていた僕たちにとって、新築はとにかく眩しかった。建物はもちろんだけど、内装がぜ~んぶピカピカ。生活の匂いが感じられず、新築特有の良い建材の匂いが漂っていました。

キッチンは大理石で、当時最新のアイランドキッチン(対面式)。パンフレットには、奥さんが食事の支度をしながら、キッチン越しに子供の宿題を見ている姿が描かれていました。これなら、親子のコミュニケーションにも支障はなさそうです。

ゴミ捨ても24H可能。各部屋にディスポーザーがついています。これで臭い生ゴミ問題ともおさらばです。

床も壁も当然ピカピカ。ワックスが照り返ってました。

どうやら妻は一瞬で、新築の魅力に取りつかれたようです。モデルルームを見終わった後は既に少女のように目をキラキラと輝かせていました。すでに買う気マンマンのようです(笑)。やっぱり新築マンションは女性をウキウキさせるようです。

ただ、モデルルームを見てココロが踊るのには理由があります。

実際にはモデルルームの設備はほとんどがオプションで有料です。モデルルームとすべて同じ仕様にすると物件価格に加えて500万円程度アップする場合が多いようです。当時、僕たちは世間知らずで、てっきりモデルルームの設備が全てマンションの販売価格に織り込まれていると考えていました。知らないって恐ろしいですね。ほんと。

実際の部屋を見学

その後、販売業者の手配したタクシーに乗り込み実際のマンション建物へと向かう。

タクシーに乗りながら街並みを見学。どうやら僕好みの閑静な住宅街のようで安心。実は僕には自宅の立地にはこだわりがある。とにかく静かな場所でないと嫌なのだ。

それは僕が地方出身ということもあるかもしれないが、それ以上に学生自体の苦い経験によるところが大きい。

当時僕は京都で学生生活を送っていたのですが、値段の安さに釣られて線路脇の賃貸マンションに住むことにしました。

学生の間は電車の騒音にはさほど気にしなかったのですが、就職活動で初めて朝早く起きなければならなくなってこの騒音が気になり始めました。

朝一番の9時から就職面接がある時なんて、朝早起きのプレッシャーに悩んでなかなか寝付けません。そうこうしているうちに始発の電車が走り始めます。ゴーっという大音量が僕の部屋まで届きます。それで尚更眠れません。そうやって一睡もせずに大事な就職活動の面接に望むことが何度もあったのです。

それ以来、僕は絶対に住むところは静かなところと決めています。駅から多少遠くたって静かな方が良い。だから当時、僕達夫婦は駅から徒歩15分くらい離れたの荒川沿いの閑静な場所にある賃貸アパートに住んでいました。そして、自宅購入の際にも、「静けさ」が僕にとってはファースト・プライオリティでした。

その後、現地に到着。販売会社の営業マンに案内されながら建物の中に入る。大手ディベロッパーのマンションらしく玄関等の共用部がゴージャス。まるでホテルみたい。

次に僕たちが狙いをつけた角部屋を見学する。

建物の5Fで角部屋。隣地に高い建物がないため、日当たりはバツグン。眺めだって結構良かった。

閑静な住宅街に立地していることに加え、5Fに位置しているので、気になる騒音は皆無だった。

妻はキッチンと浴室をチェック。残念ながらモデルルームにあったアイランド型ではなく、壁面設置型だが収納も多く使い勝手は良いみたい。妻は自分が使うことをイメージしながら引き出しを開けたりしながら入念に観察。どうやら妻も気に入ったようだ。

部屋の広さも3LDKで85m2あり、家族4人で住むには十分な広さ。当時次男は生まれていなかったが、息子二人でも十分だろう。

販売金額は5800円と少し予算オーバーだけど、間取、立地ともに申し分ないように見えた。

当時の僕の職場(品川区)までは電車で45分と若干遠いけど、東京では贅沢も言っていられない。1時間以上もかけて通勤している人が大部分なのだ。

いよいよ購入を決意!

その後、デニーズで家族会議。すっかりマンションのゴージャスさに目を奪われている妻は買う気マンマンのようだった。僕も今後支払い義務の生じる住宅ローンの返済金額を頭で試算して、なんとか僕の給料でもやりくりできそうな見通しを立てた。

ちなみに、この時点では管理費・修繕積立金がローン返済金額に加えて必要になることすら知らなかった。管理費・修繕積立金が合計で毎月3万円程度かかる。知らずに購入していたら、僕の小遣いは無かっただろう(汗)。

一方で、販売業者からは角部屋は残り一つのため、早めに決めたほうが良いとプレッシャーとも取れるアドバイスをもらった。

妻と30分くらい話し合った後、僕たちは心の中で買うことを決心しました。

ただ、妻からは不動産屋の古狸師匠(義理の父、この時点では師匠ではない)に念のため、一言伝えてから買ったほうが良いと言われた。そのため、その場では購入申込をせず、翌日申込書を提出持ってくると販売会社担当者に伝え、家路につきました。

家への帰り道を車で運転しながら僕たち夫婦の頭の中はこれから始まるであろう素敵な新築マンションライフのことでいっぱいだった。

ただ、これで終わりを迎えるかと思っていた僕たちの自宅購入の旅は、ますます混迷を深めることになるのでした。

つづく

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